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堤中納言物語―マンガ日本の古典 (7) [歴史]

読み聞かせ時間・・・中学生男子はちょっと読んで興味なくしたみたい。
ウケ度・・・全然興味なかったようだ。
印象度・・・この全集絵が凄い豪華なんだけど、今度は坂田靖子さんでした。「虫めづる姫君」なんか絵の感じがぴったりだと思う。

「堤中納言物語」は10世紀から14世紀の作といわれている。10の短編と、「冬ごもる・・・」ではじまる数行の断章からなる短編集。
「逢坂越えぬ権中納言」が小式部作とわかっているほかは作者も不詳。
途中で終わっている感じの話が多い。

〇花桜折る少将
恋人の家をまだ夜明け前にでた色好みの少将。昔かよっていた女の家をみつけいってみると、昔の恋人ではないが、かわいらしい姫をみつける。
その姫が入内まじかときいて攫ってこようと計画するが、あやまって姫の祖母をさらってしまう。祖母もすごい美人だったけどね。

〇このついで
雨の日に香をたいていたところ、女房たちが香にまつわる思い出話をはじめる。
ある男がおとなしい女のところへ通っていた。子どもができていたが、北の方がいたため、あまり足しげく通えなかった。ある日男が来ると子どもが男にまつわりつくので、男はかわいくなって一緒にいこうと連れ出す。女は子どもも連れていかれたと、香炉をみて思っていると子どもをつれて男がもどってきて「今夜はここに泊まる」といってくれた。
清水寺で寂しげに歌を詠んでいる女の人と歌をかわしたお話。
祖母の寺でのおこもりについていったら、身分ある方が尼になりたいとやってきた話。歌を交わした。
ここで、主上(天皇)がやってきてお開きになる。

〇虫めでる姫君
按察使の大納言の姫君は、眉もぬかず、お歯黒もしない。自然のままがいいのよと気にもしないで庭の毛虫ばかり集めさせている。
おもしろがった馬の佐という男が作り物のヘビをおくったら、大騒ぎになった。姫は白くて頑丈な紙にカタカナで「極楽浄土で会いましょう」と歌をおくる。姫に興味をもった馬の佐は、中将をつれて女装して姫の庭にいってみる。
みると顔立ちはいいのに、化粧もせず日の光をあびて庭で毛虫をとっている姫がいる。男が文をおくると、姫は知らぬ顔なので女房が代作してかえした。
物語は続きがありそうだが、残っていない。

〇ほどほどの懸想
葵祭で小舎人童が姿のいい女の童をみつけ通うようになった。女の童のお屋敷は式部卿の家だが主人がなくなり姫君たちが寂しく暮らしていた。
小舎人の童は、自分の主人の頭の中将に姫君たちのことを告げ、中将は恋心を抱く。物語はここまで。

〇逢坂越えぬ権中納言
中納言と三位の中将が、宮中でおこなわれる菖蒲の根合わせ(根をくらべるのかな?)に右・左それぞれの味方になって菖蒲をとってくる。帝もやってきて面白がる。そのうち和歌をよんだり音楽をしたり。
根合わせが終わり権中納言は帰るが、やはり好きな人への思いで心ははれない。とうとうおしかけるが姫は、権中納言をにらみつけるばかり。

〇貝合
男が朝早くにあるいていると、上品な琴の音が聞こえてきた。声をかけても返事はなく、のぞけるスキマもない。そこへ女の童がかけてくる。
よびとめて事情をきくと、女の童の姫が北の方(継母)の娘と貝合をするのだが、よい貝があつまらないので探しに行くところだという。男は味方してやるから姫をみせてくれというと、女の童は「自分の目隠し鬼の隠れ場所」といって男を戸の隙間におしこめる。
みると姫君はかわいらしく、継母の娘はイノシシのよう。
どうやら姫君の形勢はわるいらしく、女房たちが西をむいて観音様にお祈りをはじめる。ちょうど男が隠れた方向だったので、でられなくなった男はつい返事をしてしまい、驚いた女房がいなくなった後、逃げ出した。
翌日見事な貝を姫にとどけ、女房達は仏様が届けてくれたと大喜びするのだった。

〇思はぬ方にとまりする少将
大納言の姫君たち姉妹は、両親をなくし、二人で暮らしていた。まだ20歳にならない幼い方たちだった。浮ついた女房の手引きで姉は右大将の御子の少将が手に入れたものの、親が心細い姫であることを快くおもわないので、少将はあまり熱心には通えなかった。
この右大将の御子の少将と親しい権の少将が妹にいいよりましたが、北の方がいるので、姉は反対。しかし、姉の留守におしかけて無理やり手にいれてしまいます。
そして、身分ある姫のところへは通うのが普通なのに、たびたび姫たちを呼び出すようになります。このお迎えがまちがった姫をお連れしてしまったことがあって、それぞれ違う相手のところにいってしまったのですが、男の方たちはいいくるめて姉妹を手にいれてしまったとのこと。この先の話はわかりません。
絵は顔をかかない、折り紙みたいな人物で、坂田靖子さんの絵柄としてはめずらしいです。

〇はなだの女御
色好みの男が休暇で里にもどっているという狙っている女を追ってある屋敷に忍び込むと、女は姉妹たちと、それぞれお仕えしている主人や宮中の女の人たちを草花にたとえて話し込んでいた。聞き入っていた男は狙っていた女がいるのがわかると、歌をよんでよびかけるが、姉妹たちはみな周りに気をつかって返事ができず、男は寂しく帰る。
物語のおわりには、この姉妹たちは身分ある父親の子どもたちが、いろんな女性に仕えさせられていて、それが一斉に里帰りしたのだと解説されている。

〇はいずみ
貧しいが気立てのよい女を妻にした男が、他の女の家にも通うようになった。
女の家では、娘を北の方にしてほしいといいだし、男はやむなく、元の妻にでていってもらおうとする。妻はおとなしくでていくが、送らせた下男にきくと寂しいあばらやに着いたという。男は心配になりその夜のうちに連れ戻した。
さすがに通っていた家に悪いと思い、しばらくいっていなかったがある日決心して昼間に突然きたので、相手の娘はおおあわてで化粧して眉を塗るはいずみを顔にぬってしまった。男は驚いて帰ってしまうし、両親は呪詛だとおもって祈祷師を呼ぶし、大騒ぎになるが、はいずみを塗っただけとわかり一件落着。

〇よしなしごと
お坊さんが隠し妻にいろんなものを借りたということを聞いた僧侶が、私もなにか借りようと書いた手紙。まんがではなく、文と挿絵風。
なが~い前置きのあと、天の羽衣がほしいとか無理難題をいったあとに、やっぱりうわっぱりでいいとかそんな冗談みたいな手紙。

〇ふゆごもる
屋敷の中の声をききながら姫をおもう男の人の描写みたいだけど、途中でおわっている。


堤中納言物語―マンガ日本の古典 (7) 中公文庫

堤中納言物語―マンガ日本の古典 (7) 中公文庫

  • 作者: 坂田 靖子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 文庫



タグ:坂田 靖子
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