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星モグラ サンジの伝説 (童話パラダイス) [動物]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで30分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。児童書にはほぼ興味しめさなかったので(^^;)
印象度・・・かなりぶっ飛んだお話しだと思いますが、私は割と好きです。

二重構造になっています。
作家である主人公が、友人の一家が旅行する間、家を借り受けることになります。友人たちが慌ただしく出かけたあと、一人でバルコニーで缶コーヒーを飲んでいると、庭にモグラが現れて人間の言葉で話しかけるのです。モグラがいうには、人間のことに興味をもって耳学問をして話せるようになったというのです。そして、作家がくると聞いたので、あるモグラの話を本にしてほしいと頼むのです。主人公は夢を見ていると思いながらも、モグラの話を聞くのです。
モグラが話したの、モグラの間で伝説になっているサンジというモグラの話でした。モグラの間では口伝で伝わったので、あちこちおかしくなっているので、自分が野原中のモグラに聞いて、正しいとおもわれる部分を集めたと人間語を話せるモグラはいうのでした。

サンジは野原のモグラ母さんの3番目の子どもでした。母さんモグラは何回も子どもを産んだことがあり、てっきり子どもは2人だと思っていたら、流れ星が落ちたショックでびっくりしたとき、もう一人小さな赤ちゃんがでてきて、それがサンジでした。姉さん二人より小さかった男の子のサンジですが、人一倍ミルクをのんで、動き回り、あっという間に姉さんより大きくなりました。じっとしていられなくて、好奇心が強く。乳離れしてミミズを食べるのも一番早かったし、巣立ちも勝手にでていってしまうほどでした。

サンジは土を掘るのがもともととても上手くて速かったのですが、動き回るのが好きで掘りまくりながら食事もした。いろんな掘り方を研究して、円を描いて掘ったりできるようになった。上や下に掘ってみて、地面に飛び出して走り回ったり、地下の岩にあたったりした。最初は岩は掘れなかったが、サンジは母さんが「なんでも食べて強くなる」といっていたのを思い出して、土でも草でも岩でも掘りまくり、食べまくり、強くなって岩でもスゴイスピードで掘り進めるようになった。さらに空中に飛び出して飛べるようにもなった。

すごいスピードで掘りまくるサンジを、野原のモグラたちは恐れるようになり、最初は決まったところにトンネルを掘るように伝言をしようとした。しかし、サンジは容易につかまえることができず、ほとんどのモグラは伝言を忘れてしまう。
ようやく伝言を覚えていた北の果てのモグラのところにサンジが現れるが、伝言を伝える間もないほど、北の果てのモグラを質問攻めにして、北にヘビというものがいるのを知ったサンジはヘビを食べにいってしまう。ヘビは隕石の落ちた穴にいたが、サンジに食べられてしまった。サンジは隕石も食べた。それは、いままで食べた何より美味しかった。サンジは隕石に似た味の金属が好きになる。

サンジは今度は南の果てのモグラのところに現れた。南の果てでは人間がゴルフ場をつくり、カップにボールが落ちる音にモグラたちはおびえていた。またゴルフ場の土には薬が入っていてミミズがいないし、いても死んでいたりする。それを食べたモグラは体調が悪くなるのでみな引っ越してしまっていた。サンジは人間たちが棒を振り回していることを聞くと、ゴルフ場に行って、ゴルフクラブやフェンスの金網を食べてしまった。サンジの動きがあまりに早いので人間たちは、サンジを見ることができない、次々と消えていくゴルフクラブや金網、薬のしみこんだ土まで食べて、すべて無害なフンに変えてしまった。人間たちは逃げ出した。
モグラたちはサンジをたたえて、表彰状を出すことにして、今度はそれを伝言にした。

伝言を聞いたモグラがそれらをみんな忘れてしまうころ、サンジは東の果てのモグラのところにやってくる。東の果てでは人間たちが工場を建てようとしていた。東の果てのモグラももう少しでショベルカーにすくわれて、どこかに連れて行かれそうになった。運よくおっこちたところにサンジが現れて、怪物(ショベルカーや工事の建物のこと)を食べてみるといって、行ってしまう。そして人間には見えない速度で、工事の車や鉄骨を食べてフンにしてしまった。工場の経営者はあきらめて、その土地に木を植えて公園にした。

モグラたちは怪物を追い払ったサンジをたたえて、今度は「王様になってください」という伝言をだした。西の果てのモグラ・サキはサンジと出会うが、伝言をちょっと違って伝えた。「私の王様になってちょうだい」サンジは「サキちゃんが、僕の女王様になってくれるなら」と答え、二人は一緒に暮らした。サンジは滅茶苦茶に掘ることをやめ、普通の暮らしのようにミミズを食べてサキのトンネルで暮らした。しかしサンジはミミズよりやっぱり岩やホシ(隕石のこと)が食べたいという。そしてサキから西には湖があるときくと、掘り進んでいってしまった。モグラは普通一緒に子育てしないので、それは普通のことだったけど、サンジはときどサキのところに来て話をする変わったモグラだった。サキはモグラのお母さんがするように、サンジの子どもを産んで、巣離れさせた。

サンジは湖で泳いでは空に飛び出し、空気がなくなるくらいまで高く飛べるようになった。そして何度か空中で隕石を食べた。
ある日、人工衛星が落ちてきた。それが地上に落ちれば危険なエネルギー物質が水や空気を汚し、じわじわと生き物を殺す。打ち上げた人間たちが大騒ぎしているなか、人工衛星はサンジが食べて無害なフンに変えてしまった。人間たちはレーダーから消えた人工衛星を不思議に思うだけだった。
それを見ていた神様が、サンジをほめてあげようと、モグラ語で話しかけるが、しばらく使っていなかったので、なかなかサンジには通じなかった。そしてサンジをほめたが、サンジはいつほめられたのかわからなかった・・・。

物語は、「それからも、サンジは幸せに暮らしました」でおしまいになる。

作家がモグラに「そりゃあ、ないでしょう」というが、モグラは「モグラが最も好きのはこの部分で、短くするときは、ここだけを話して、幸せな気分になる」といいます。
そして、作家のくれた水とハムを食べて例をいうと、本にしてくれるように作家を励まして帰っていった。作家が「あなたがサンジなのでは?」というと、モグラは「自分はナンジです」といった。モグラ語ではげます言葉「ミミズだ、行け行け」


星モグラ サンジの伝説 (童話パラダイス)

星モグラ サンジの伝説 (童話パラダイス)

  • 作者: 岡田 淳
  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 1990/12
  • メディア: 単行本



タグ:岡田 淳
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学校ねずみのフローラ (子どもの文学―青い海シリーズ) [動物]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで45分
ウケ度・・・子どもはよんでいません。ネズミのお話しならミス・ビアンカの方が好きかな。
印象度・・・のほほんとしているようなのに、兄弟が皆殺しになったり、ピーター・ラビットに通じるものを感じます。

築150年の古い学校にネズミたちが住んでいました。学校には42人の幼児から小学生の両方がかよっていました。

幼児の教室の先生の机の上の棚のわれめで、ハイヤシンスは10匹の子どもを産みました。夫のロビンは耳がケンカでかじられていて、尻尾をネズミ捕りに挟まれて短くした落ち着きのないネズミでした。
ハイヤシンスはしっかりしたお母さんネズミで、ロビンには「私が育てるから、かわいがるだけでいい」というと、10匹の子どもたちをそだてました。この中の一人がフローラです。フローラは知りたがり屋でした。でも、お父さんやお母さんが自分の質問に答えられないとわかると、自分で知りたいことを調べ始めました。

フローラは人間たちが何をしているのかを知ろうとして観察し、ある日、幼児たちが絵本のネズミの絵をみながら「ネズミ」といっているのをきいて、文字のことを知ります。そして幼児の教室で授業をみて勉強を始めました。

学期が終わって学校がお休みになるとハイヤシンスは戸棚で家族会議を開いて、子どもたちは一人で生きていくようにといいます。フローラは勉強したいからここに居たいといいますがお母さんに怒られます。他の9匹は自由がうれしくて飛び出していきました。ハイヤシンスは次の子どもが生まれるので居心地のよい場所を探してくるようにロビンに命令し、職員室に引っ越しました。フローラは幼児の教室に一人で残って勉強をつづけました。昼休みには広げてある本を鼻でめくって最後まで読めるくらいになっていました。

フローラの兄弟は、外にでて、キツネやフクロウに襲われたり、池に落ちて4匹が死んでしまいました。残りは学校の他のところに住んでいましたが、兄さんのスウィート・ウィリアムが生徒記録簿の上にフンを残していたのが校長先生にみつかって、ネズミ対策委員が呼ばれてしまいます。

ネズミ対策委員は、クリスマス休暇の間にやってきて、毒入りのエサを置いていきました。文字の読めるフローラは危険をほかのネズミたちに知らせようとしましたが、助けられたのは両親と、新しく生まれた9匹だけでした。両親は読めることを少しは認めてくれましたが、学校は危険だからと赤ちゃんを連れてでていってしまいます。フローラは勉強したいから一緒に行かないといって母親とケンカしてしまいます。とうとう学校ネズミはフローラだけになりました。
父さんと母さんは危険な原っぱを横切って干し草の山に逃げ込みました。途中でフクロウに襲われて父さんの尻尾がもっと短くなってしましました。一家は干し草のなかで脱穀しそこねた大麦を食べて過ごします。

クリスマス休暇があけて子どもたちが戻ってきました。
フローラは下級生の部屋に引っ越して勉強を続け、数を数えたりできるようになりました。勉強が楽しくてたまりませんでした。
人間の男の子トミーはクリスマスのプレゼントにペットの白いネズミをもらいましたが、あきてしまったので、校長先生を驚かせようと学校にこっそりもってきます。ペットネズミは逃げ出してフローラと出会います。最初フローラは毒を食べて死んだスウィート・ウィリアムの幽霊かと思いましたが、すぐに仲良くなりました。白いネズミはバックといいました。フローラはバックが目立つので見つからないように排水管のそばに居心地のいい住処をみつけてあげました。

干し草の山ではいたちが現れて、中のネズミたちを殺してまわりました。フクロウやネコが入ってこれないので、ドブネズミや家ネズミたちも隠れていましたが、みな逃げ出しました。ハイヤシンスとロビンの子どもたちはラブ・インナ・ミントだけになってしまいました。ハイヤシンスはロビンに学校へ行ってフローラが無事かみてくるようにいいます。もしそうなら学校に戻るつもりだったのです。

ロビンはどうにか学校に戻りましたが、バックに出会って「フローラに会いに来た」というと襲われて足をかじられてしまいます。フローラがロビンは父親だと説明してようやくやめて、謝りました。ロビンが走れなくなったし、バックは目立つのでフローラは自分で干し草まで母親と妹を迎えにいきます。
途中トラクターにであってウサギの穴に逃げ込みました。本で覚えたことの本物をみたのです。一方母さんたちは干し草を運ぶトラクターにのっていました。ちょうどトラクターが戻るとき、フローラは穴からみていて二人に気が付きました。ハイヤシンスが子どもを励まして二人は飛び降りてフローラに合流。学校にいきます。

学校で足を怪我したロビンをみて、さらにそれをやったのがバックだときいたハイヤシンスはバックの鼻にかみついて、なかなか謝ることができません。でも最後には謝って、みんなで下級生の部屋の排水管のところで暮らすことになりました。フローラは、上級生の教室へいって勉強したかったのですが、居心地のいい下級生の教室をでるのをためらっていました。そんなとき、本で通勤という言葉をしって、自分も通勤ねずみになることにしました。学校で、掃除のおばさんが教室を掃除する順番を教え、みんなは生徒のお弁当の食べ残しをたべました。

ある日、フローラは本で人間がネズミがいるとわかるのはフンであることを知ります。それから一家は人間にみつかって駆除されないように、フンは排水口ですることにしました。両親も教育の凄さを感じるようになりました。
フローラは昼間自分が勉強し、夜はみんなに文字を教えることを思いつきます。両親はしぶりましたが、結局勉強することになりました。でも一番覚えたのは妹のラブ・インナ・ミントでした。でも夏の学期が終わるころに急にいなくなってしまいました。バックは努力のかいあって、読んだり数えたりかなりできるようになりました。ハイヤシンスとロビンは勉強をやめてしまいます。

ハイヤシンスはしばらく食べ物を探し回ったり石鹸をかじったりピリピリしたりしていましたが、やがて6匹の赤ちゃんを産みます。
妹のラブ・インナ・ミントも農場ネズミのボーイフレンドを連れて戻ってきました。フローラはバックに自分も赤ちゃんを授かって秋に生まれると告げるのでした。もちろんバックは大喜びしました。
そのネズミはバックのようにきれいでフローラのように賢い素晴らしいネズミになるでしょう。


学校ねずみのフローラ (子どもの文学―青い海シリーズ)

学校ねずみのフローラ (子どもの文学―青い海シリーズ)

  • 作者: ディック・キング=スミス
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 単行本



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あおい目のこねこ (世界傑作童話シリーズ) [動物]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで20分
ウケ度・・・大人なんだけど、ちょっとくすっとしてしまいました。
印象度・・・めくってみたら、文が絵本くらいの量だったのでちょっとびっくりした。

青い目の元気な子猫は好奇心が旺盛で、とってもポジティブ。
「ネズミの国」を探しにでかけます。もし見つけたらお腹をすかせることが無くなるからです。

途中で魚にきくと水をかけられます。しかも見つかったは、はえ1匹。
ほらあなでは、大きな目玉に出会って逃げ出します。見つかったのは蚊一匹。
麦畑でハリネズミに会いますが丸くなってなにも答えてくれません。この日はアブラムシしかみつからず、足がべとべとになりました。

黄色い目玉の5匹の猫に出会います。でも、みんな「ネズミの国」を探してもみつからなかったといいます。青い目の子猫はあきらめて、ここで暮らすことにします。

黄色い目の猫たちと暮らすことにはしましたが、楽しいことをしようと思った青い目の子猫はサングラスをかけてみました。でも黄色い目の猫たちは面白がるどころか変だと悪口をいいます。子猫は自分の姿を水にうつして確認し「ヘンテコじゃない」と結論します。

「ヘンテコじゃない」と伝えようと、黄色い目の猫たちのところにいってみると、犬がいて、猫たちは木の上で震えています。そして青い目の子猫に「犬をおっぱらってくれ」といいます。子猫が考えていると、犬がワンっと吠え、びっくりした子猫は飛び上がって落ちたところは犬の背中です。おもわず落ちないように爪をたてたので、犬はびっくりして走り出しました。

山をふたつこえて、犬は走り続けて伸びてしまいました。なんとそこは「ネズミの国」でした。青い目の子猫はネズミをたべて丸々と太りました。

黄色い目の猫たちのところに戻ると、みなは木の上でまだ震えていました。まだ、犬を怖がっていたのです。
青い目の子猫が「犬はいってしまい、ネズミの国をみつけた」といっても、嘘だろうと信用しません。自分たちと違う青い目だから嘘つきだろうというのです。
青い目の子猫は、「自分は青い目だけど、この目でネズミの国をみつけた」といいます。

黄色い目の猫たちは嘘だったら青い目をひっかくぞといいながらもついていくことにしました。そしてみんなはネズミの国について丸々と太りました。
黄色い目の猫たちは、「青い目はヘンテコじゃない、すてきできれいだ」というのでした。


あおい目のこねこ (世界傑作童話シリーズ)

あおい目のこねこ (世界傑作童話シリーズ)

  • 作者: エゴン・マチーセン
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1965/04/01
  • メディア: 単行本



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のどか森の動物会議 (子どもの文学青い海シリーズ) [動物]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで50分
ウケ度・・・児童書はほとんど読んでもらえず、これも読んでもらえなかったです。。
印象度・・・痛快!動物たちが特技を生かして活躍しているが面白いです。最後は平和にまとまったし。

のどか森は、かわず村のそばにある豊かな森です。かわず村は大金持ちではないですが、農作物がよくできて、人々は平和に穏やかに暮らしていました。のどか森に手をだす村人はいないので、動物たちは楽しく森で暮らしていました。

カラスのヤコブスは大食いで、今日も村で美味しいものを探しています。すると村の男たちが寄合をしているのを聞きつけます。ヤコブスは賢く。人間の言葉を理解して、話すことができるのです。

寄合ではマグヌス村長が、今年は材木が高いので、のどか森の木を切って売れば、みなが百万長者になれると演説しています。反対しているのは羊飼いのシュットフェルじいさんただ一人で、ほかの男たちはすっかりお金持ちになる夢にひたっています。
ヤコブスは大急ぎで、このことを知らせに森に帰りました。

のどか森の動物たちの村長は、木の根っこに住んでいる小人のペーターです。
ヤコブスの知らせにペーターもびっくりして、動物会議が開かれることになりました。
集まった動物たちの中には、村人に危害を加えようという意見もでますが、ペーターは、それを止めて、警告文を作って配るという提案をします。動物たちは字がかけないので、ヤコブスがシュットフェルじいさんに頼んで手紙を書いてもらいました。(じいさんは、わざわざ筆跡を変えてかいていました)それを動物たちが夜の間に村の家のポストに届けました。

翌日警告を受け取った村人たちは、それでも百万長者になる方を選んで、斧やノコギリをもって森にやってきます。一日で木を72本も切って、14台の馬車につみました。でも一日働いてへとへとになったので、木はおいて馬に乗って帰っていきました。
見張りはヤコブスがつとめ、村人たちが昼寝をしている間に、メットソーセージを失敬しました!

根っこのペーターの発案で、動物たちは夜の間に地面を掘って馬車を埋めてしまいました。
イノシシやウサギ、アナグマ、そしてミミズたちが活躍し、ほかの動物たちは応援しました。朝までに馬車はすっかり埋まってしまいます。

翌日やってきた村人たちはがっかりしましたが、マグヌス村長はへこたれません。なんとか馬車を掘り起こすと、木を町に運んで売ってしまいます。そして、今度は切るそばから町に運ぶようにしようと提案します。木を売ったお金は10万マルクになり、村長は動物たちにかじられないように金庫で保管することにします。

村人たちがやめないので、動物たちはがっかりしたり、やはり危害を加えようとしますが、ペーターは再び止めると、次は村の家の煙突をすべて塞ぐことを提案します。火が使えず御飯が食べれなければ、男たちも木をきるどころではないですから。キツツキが中心になって、枯れ枝やコケ、枯葉を総出であつめて煙突に詰めて念入りに塞ぎました。シュットフェルじいさんの家と学校の煙突だけは塞ぎませんでした。

翌日朝ごはんの支度をしようと火をくべると家の中に煙が蔓延して大変なことに!それをみて動物たちは大喜び!大人たちは大騒ぎしますが、子どもたちは笑っています。ようやく煙突がふさがれていることに気が付いた村長たちは、その日は総出で煙突掃除をしました。キツツキたちが念の入った仕事をしたので、この日は木をきることができませんでした。それでも村長は木をきるのをやめないようです。

動物たちは、再びがっかりしますが、ヤコブスは2・3人の男たちが陰で村長の悪口をいっているのだから、もう少しだと励まします。その夜は、ペーターの発案で、ネズミが男たちのベッドの足2本をギリギリまでかじり、そこにスズメバチがいって刺し、最後に蚊が襲うという計画をたてました。ただし、襲うのは男だけ、ハチがさすのは手だけ。もし手がさせないときは、ほっぺを1回だけと厳密に攻撃は制限されました。そのあとはシカとフクロウが夜じゅう吠えて、人間たちを寝かさない作戦です。

作戦はうまくいき、のどか村の男たちは、翌日奥さんに湿布をしてもらって寝込んでいるしかありませんでした。もっとも蚊にかかれたあとが痒くて眠ってもいられなかったんですけど。村長は両目の上をさされて大変なことになっていました。ペーターはルールを違反をしたスズメバチをしかりました。
ヤコブスが村へ偵察にいくと、大人たちは家に引きこもり、子どもたちだけが庭をかけまわって、夕べ大人たちが吠える動物に投げつけた物を拾ってあそんでいました。村長も話をするどころではありません。ヤコブスはシュットフェルに相談し、今夜最後のいたずらをしかけることにします。シュットフェルは動物たちのいたずらに感心して、ヤコブスに朝ごはんの分け前をくれたので、ヤコブスは大変幸せでした。

その夜、どんないたずらをするか、みんなで考えていたところ、ウサギの子どもで、足が一番早いため伝令を務めていたカルル坊やがいいことを思いつきます。村の家畜を森に招いて、代わりに森の動物たちが家畜小屋に入るという「さかさまな世界」作戦です。これには動物たちもみな関心し、カルル坊やのおじいさんは鼻高々です。さっそく家畜たちのところにヤコブスら鳥たちが説得にいきました。森の動物たちは家畜たちをもてなす準備をします。家畜小屋の戸はシュットフェルじいさんが、ちょっとだけあけておいてくれる手はずになりました。

夜の間に引越しはすっかりすみました。森ではコウノトリが家畜たちを迎え入れて、それぞれの場所におくりだします。朝になっても「おんどり」がときをつくらないので、村の人たちは1時間も寝坊してしまいました。しかも起きてみたら、牛の代わりにシカ、豚の代わりにイノシシ、ニワトリの代わりにリスがいます。ガチョウの代わりにアナグマが、猫のかわりにイタチやテンがいるのです。子どもたちは喜びましたが、大人たちは大騒ぎしたり途方にくれたり、とうとう村長のところにいって、家畜を取り返してくれないと、別の村長を選ぶ。百万長者より平和がいいと訴えます。マグヌス村長はあきらめてシュットフェルじいさんに、動物たちとの仲介を頼みます。森の木を切らないと約束しました。

シュットフェルじいさんが動物たちに知らせると、動物たちは大喜び。シュットフェルじいさんの提案で村の宿屋「ななめ角や」で仲直りの式をすることになりました。家畜たちは家に帰り、動物たちも森に帰りました。

夜の7時に「ななめ角や」で動物たちの代表と、かわず村の男たちが向かい合って座りました。窓から動物たちと子どもたちがのぞきこんでいます。
ヤコブスの通訳で根っこのペーターがあいさつし、森の木を毎年決まった分だけ切って、その分の苗木を植えることにしてはどうかと提案します。ただ、一番古いかみなりがしだけは切ってはいけないことにします。(ここに住んでいるフクロウのメリッサ夫人はそれが心配で吠えてばかりいて、みなが迷惑しているのです)。村人も動物もみなが拍手で同意しました。
さらにヤコブスの提案で森の名前を百万長者の森に改名することにしました。人間が約束を忘れないようにです。村長は、失敗を思い出すので嫌な顔をしましたが、しぶしぶ認めました。

10万マルクで、森に苗木を植えて、学校を建て替えるようですよ。


のどか森の動物会議 (子どもの文学青い海シリーズ)

のどか森の動物会議 (子どもの文学青い海シリーズ)

  • 作者: B. ロルンゼン
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本



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天の火をぬすんだウサギ (児童図書館・絵本の部屋) [動物]

読み聞かせ時間・・・5分17秒
ウケ度・・・何度か読んだので、男の子たちはうけてはいたようです。
印象度・・・まぬけな天の人に親近感をもちます。

北米インディアンの伝説を下敷きにしているそうです。
絵は線が細くて色は明るいです。インディアンの羽根飾りの帽子とかがきれい。動物たちより背景の植物の方がめがいきました。

昔地上には火がなくて、寒かったので、動物たちは相談して、天の人のところから火を盗んでくることにしました。選ばれたのはウサギです。すばしっこくていたずらの天才だからです。

うさぎは鳥の羽根にマツヤニをぬって燃えやすい帽子をつくりかぶっていきました。
最初は「ずるがしこいウサギが来た」と警戒した天の人たちでしたが、ウサギは「トウモロコシが畑にいっぱい、網には魚がどっさりとれる踊りを教える」といって、村にはいってしまいます。最初は疑っていた天の人たちもウサギと一緒に踊っている間に油断します。

ウサギは踊りながら火に近づいてお辞儀をすると、帽子に火が燃え移ります。ウサギは逃げ出しました。天の人たちは追いかけながら、雨を降らせたり、雷をおとしたり、みぞれやゆきを送りますが、マツヤニを塗った羽根は消えません。

ウサギは走り疲れてリスに交代します。火のついた帽子をかぶって走ったリスのしっぽは丸くなりました。
リスはカラスに交代。カラスは煤でまっくろに。
カラスはアライグマに交代。アライグマの目元と尻尾が燃えて黒くなりました。
アライグマは七面鳥に交代。七面鳥の首から上の毛が燃えてなくなってしまいました。

最後に七面鳥からシカ尻尾(昔は長かった設定)に火を移すと、火は風をうけて燃え上がります。シカが森に頼んで火を隠しました。でもシカの尻尾は短くなってしまいました。

天の人たちは、森が隠した火をみつけられず、帰っていきました。
ウサギは、木の枝をこすり合わせると木が隠した火をとりだせることを知っていました。それから地上では火で温まったり、夜を明るくすることができるようになったのです。

うまく、オチがついたなあ。
挿絵で走り疲れた動物たちがひっくり返って舌をだしながらハアハアしているのが、面白かった。

天の火をぬすんだウサギ (児童図書館・絵本の部屋)

天の火をぬすんだウサギ (児童図書館・絵本の部屋)

  • 作者: ジョアンナ・トゥロートン
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1987/11
  • メディア: 大型本



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