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火のくつと風のサンダル (子どもの文学―青い海シリーズ) [冒険]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで1時間
ウケ度・・・子どもはよんでいません。児童書にはほぼ興味しめさなかったので(^^;)
印象度・・・ちょっとあこがれる身近な冒険。

くつ屋のチムは学校の組で一番のチビでデブ。だから友達にからかわれています。チムはそれが嫌でたまりません。
家は靴屋で貧しかったのですが、お父さんはお話が上手で面白い人でした。お母さんはお父さんが大好きで、毎日楽しく暮らしていました。
チムは二人が大好きでしたが、チビでデブで貧乏だというのが嫌でした。そこで、「誕生日にチムでなくなりたい」とお父さんに頼みます。お父さんはチビでデブだといわれて一緒に笑った王様の話をしてくれますが、チムは「僕は王様じゃない」と納得しません。お父さんは困ってしまいますが、チムの話を分かってくれて、誕生日には特別な贈り物をくれると約束します。

チムはそわそわして、誕生日がまちきれず、お使いは上の空だし、遊びにもいけません。お父さんは毎日を誕生日にしてつまらなくなった人の話をしてくれます。

翌日の朝、誕生日プレゼントは、リュックと靴だとわかりました。お父さんの分もあります。夏休みになったら二人で旅にでるのです。お父さんは昔、旅をしながら靴なおしの仕事をしていたのですが、今度はチムとでかけることにしたのです。旅の間チムは靴が赤いので「火の靴」お父さんはサンダルなので「風のサンダル」という名前することになりました。

チムにはまちきれない1週間がすぎて、夏休みになりました。お母さんとお別れするのは寂しかったので、チムとお父さんは歌を歌いながら駅に向かいます。これから冒険にでかけるのでチムはわくわくしています。そして一億頭分のライオンの勇気と一億頭分の馬の力をもっているというのでした。

汽車から降りた二人はきなかのきれいな風景の中を歩きます。町で育ったチムには何もかもが新鮮でした。お母さんのくれた食べ物を食べるとお父さんは昼寝しましたが、チムは興奮して眠れません。すると茂みからガサガサ音がしてチムは「ヘビだあ」と逃げ出します。お父さんは笑いながらネズミだよと教えてくれます。そして一億頭分のライオンの勇気はどこにいったのかというとチムは「眠っていたんじゃないかな」と返します。

その日はお百姓さんに会って、靴なおしの仕事をもらい、チムはその家の小さな女の子ギーゼラに家を案内してもらいます。そして一緒に牛を迎えにいきました。チムはおとなしいという牛の鎖をひっぱらせてもらって牛の最後についていきますが、途中で牛が動かなくなってしまい、森にひっぱられてしまいます。危ないところでギーゼラが助けにきてくれました。チムはうまくできなかったのでがっかりしました。でも夜にお父さんに「おとうさんはもう少しで一人で旅をして、僕は牛と旅をするところだった」といって笑うと元気になりました。

旅を続けていると、仕事がみつかるときもあれば、何もないときもあります。疲れてやりきれないと二人は歌を歌いました。高い山に入ったとき、板を渡しただけの川にぶつかりました。チムは怖がりますがお父さんはどんどんいってしまいます。チムは怖くないようにと眼をつぶってわたって川に落ちてしまいます。お父さんは気が付いて戻ってきましたが笑っています。最初はチムは「情け知らずのお父さん」と思いましたが、考え直して一緒に笑いました。ズボンのおしりを乾かす間に、お父さんは年寄りの魚の話をしてくれました。海にあきたので人間に釣り上げられてみたら息ができなくてひどい目にあったとほかの魚に話した。そして川に泳いできて小さな男の子のお尻の下になって死んでしまった。チムは最後のところは違うよといったので、お父さんは思い違いだったなというのでした。

仕事がなく夕方になって大きな森を通り過ぎるとき、二人は迷ってしまいました。父さんが「ひとりじゃくて、お前がいるし、神様もいる」というと、チムは「神様は、今日は一日中ぼくらをかまってくれなかった」といいます。父さんは臆病うさぎの話をしてくれた。ウサギは怖かったけど空腹にまけてウマゴヤシの原っぱにいったらヤマネコがやってきた。ウサギは自分より7羽のハトを食べた方がいいと北斗七星を教えた。ヤマネコが星をハトだと思ってみている間にウサギは森に逃げた。お話を聞いている間に二人は森をぬけて麦畑にでたので、麦の束のベッドをこしらえて、お父さんのポケットに入っている乾いたパンを分けて食べた。そして星座を教えてもらった。チムは宿屋に泊まるよりこの方がずっといいと思った。父さんに「神様は怒ってないかしら」ときくと、父さんは「神様はお前の思い違いだってことをご存じだから大丈夫だよ」というのでした。

ある村でチムは男のたちに「デブ」といわれて笑われます。そこでお父さんのところに戻ってそういうと、お父さんは小さな黒い羊の話をしていれた。その羊はほかの羊たちから黒いからと仲間外れにされていたので、神様のところへいって白い羊にしてもらうようにお願いしようとした。しかし、天国の門番は「きれいな羊だな」といって、神様のところへ連れて行ってくれて「すばらしくおつくりになった、本当にかわいい羊で、特別好きなのでしょうね」というと、神様は「そうだよ」といった。それで羊は幸せになって、何をいわれても気にならなくなった。そうしたら、みんな慣れてしまって構わなくなった。その話を聞いたチムは男の子たちのところへ戻って、笑いながら仲間になるのでした。翌日男の子たちはチムが旅立つのを見送ってくれました。

旅の途中でチムたちは郵便局でお母さんからの手紙と荷物を受け取ります。あらかじめ手紙を出しておいてくれとお父さんが頼んでおいたのです。二人も手紙を書いて、汚れものと一緒にお母さんに送りました。すると、二人はホームシックになってしまいました。そこでチムはお母さんが送ってくれた赤い毛糸の帽子をかぶり、お父さんは葉巻を吸いながら歩くことにしました。それが薬になると思ったのです。通りの人たちは二人を変な目でみましたが、二人は気にしません。だって薬ですから。チムは自動車や飛行機をみて、自動車があったらなあ、空を飛べたらなあと話すので、お父さんは「したいなあ、できたらなあ、いいだろうなあ」という名前の男の子の話をしてくれます。その子は願えば何でもかなえられたけど、願ったものをなくすことはできなかった。お父さんやお母さんにもなんでも願うものをあげたけど、そのうちお父さんやお母さんはもらったものの整理で忙しくなった、友達は何をしても男の子が勝つのでつまらなくなって遊んでくれなくなった。ありったけのおもちゃをそろえて一人で遊んでもつまらないし、ちょっと願うだけで望みがかなうので、「カバがほしいなあ」と思うとほんとにカバがやってくる。男の子は慎重になって、何を願ったらいいか考え続けるようになった、ちっとも面白くなくなった。このお話にはおしまいがないのだ。チムは帽子を回しながら「ソーセージがほしい」と願い事をいうと、父さんはソーセージをくれて二人はまた楽しく歩き出しました

大きな農家で父さんは3日分の仕事をみつけました。チムはその家の子どもたちと楽しく遊びました。でも、仕事が終わったら出発しないといけません。チムは雨の中友達と離れたくなくて、宿屋に泊まろうといいますが、お父さんは聞いてくれません。チムは機嫌を悪くして、わざと水たまりをバチャバチャやりました。お父さんは怒るのが好きな女の人の話をしてくれた。怒ってばかりいたので、怒り顔になって、鼻が長く垂れ下がった怒り鼻になってしまった。それでもチムは「怒るのをやめないぞ」というので、お父さんは「怒り鼻は雨だと育つのが早いが、もしなったらリュックをかけるといいかもしれない」といったので、チムは笑い出してしまった。そして怒り鼻になったらお母さんも先生もチムがだれだかわからなくなるかもといって、笑いました。そして鼻のしずく飛ばし競争をしながら楽しく歩きました。

旅にでて3週間。お母さんのお土産にチムは宝物が欲しくなりました。森の中に壊れたお城をみつけたチムは宝物を探すことにしました。お父さんは昼寝です。城にはなにもなかったのでチムはがっかりして戻りました。お父さんは幸せな豚の話をしてくれました。その豚はとてもかわいい豚で皆に好かれていましたが、幸せな豚は金持ちじゃなくてはいけないと思って一生懸命宝を探していたら、体はやせこけて皮膚の色も悪くなってしまった。それでも宝をみつけて食べるとお腹が痛くなった。それに誰かに見つかってさらわれないかと心配になった。お母さん豚が「吐き出しなさい」というので、そうしたら、気持ちがよくなって、エサを食べて元気に遊んだら、幸せな子豚になった気がした。チムは「本当は宝物なんか見つからない方がいい」といって、お父さんと騎士ごっこをして遊びます。チムは穴に落ちてしまい、お父さんがベルトで引き揚げてくれました。そして「風のサンダルは世界で一番の宝物を見つけた、母さんが喜ぶだろう」というのでした。

ある日父さんもチムも「ふわふわうわついている病気」になったので、ケーキやボンボンと葉巻を買って森にいって寝転ぶことにしました。このまま家に帰って母さんにうつしては大変ですから。川であそんで、火を燃やして、寝転んで雲の形について話しました。父さんは眠ってしまいますが、「原っぱから外にでてはいけない」と言います。チムはちょっとだけ森にはいって、迷っていまいますが、泣きながら歩いていて原っぱに戻ることができました。でもお父さんに本当のことはいえません。夜になってチムは、お父さんと息子のタカの話をして、自分が昼間したことを告白します。お父さんは、お話の中のタカの父さんの言葉として「大きくなったら、広い世の中にとんでいくし、そのときは暗い森も怖くない。でも今は父さんのそばにいなければいけない」というのでした。するとチムは
「そうする」と約束するのでした。

二人は最後の日に「旅がらす」に見えないように床屋にいきました。
お土産に青い石のついた銀の指輪と大きな板チョコを買って、宿屋に泊まりましたが、チムは宿屋が窮屈におもえてきました。夜はお父さんと暗闇でたくさん旅の思い出をはなしました。そして最後の火の靴と風のサンダルをはくと、駅へでかけました。
町にもどると子どもたちが「やっぱりチビでデブだ」と叫びましたが、チムは笑って手をふってやりました。そして母さんにかじりつきました。うちのものが何もかも素晴らしくみえました。旅の話をたくさんしたかったのですが、夜なのでチムは寝ることになりました。お母さんは「あした続きを話してね」といいました。でもチムはリュックサックをかき回し始めたので、父さんが「何をさがしているのか」とききます。チムは「したいなあ、できたらなあ、いいだろうなあ」の男の子の話のお終いを見つけたというのです。そして「その子は何も願い事をしなくなった」といいました。
そして「ぼくは、お父さんとお母さんの、チビでデブのチムだってことがとてもうれしい」といって、キスしてもらって眠りにおちるのでした。


火のくつと風のサンダル (子どもの文学―青い海シリーズ)

火のくつと風のサンダル (子どもの文学―青い海シリーズ)

  • 作者: ウルズラ ウェルフェル
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 単行本



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なぞのたから島 (かいぞくポケット 1) [冒険]

読み聞かせ時間・・・大人が読んで15分
ウケ度・・・子どもたちが大好きでした。
印象度・・・とにかくポップで明るい。困ったら呪文唱えればいいし、ポケットはとても運がいい。頭も切れるし、手下は有能だ。

「ポケット ケポット トッポケト」という呪文が聞こえると不思議なことが起こる。ポケットは呪文を聞いたら海賊のお頭になっていた。その前のことはみんな忘れてしまった。
白い魔法猫のアイコがいて、「ポケットは強い海賊のお頭になった」という。

手下はすっごくめが悪いけど、大砲の名人ジャン。
料理はお任せのポン。
大男で、力が強いけど眠ってばかりいるケン。

ポケットは自分でデタラメの地図を描いて海賊の宝探しに行くという。4人と1匹は歌を歌って出発した。
ジャンが大砲の試し撃ちをしたらイワシの群れを打ってしまい、空からイワシがふってきたり、ポンがクジラを釣ってしまい、逆に船が引っ張られたり、そのたびにアイコが呪文を唱えると、なにもかもうまくいく。

ポケットたちは、デタラメ地図の島に上陸する。ポケットが書いた通り、サイやライオン、ゾウに遭遇しながらなんとか進んでいった。しかし古いつり橋を渡ろうとしてケンが橋を壊してしまい、宙づりになったところを恐竜につれていかれてしまう。
ポケットはポンに命令して拾ったタカの卵でオムレツを作られせて恐竜をおびき出し、首を橋のかわりにして向こう側にわたった。運のいいことに恐竜は食べなれないオムレツでおなかを壊してのたうちまわり川におちてしまった。ポケットはいつだって運がいい。

ケンはつれていかれた恐竜の穴で古いカメラを見つけた。他に紙切れがあったがポケットには読めない。でもアイコの呪文で読めてしまった「ごくろうさま、あばよ」。

海賊たちは船に戻って新しい冒険に勇ましく出発した。


なぞのたから島 (かいぞくポケット 1)

なぞのたから島 (かいぞくポケット 1)

  • 作者: 寺村 輝夫
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 1989/06
  • メディア: 単行本



タグ:寺村 輝夫
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