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落窪物語―マンガ日本の古典 (2) 中公文庫 [歴史]

読み聞かせ時間・・・中学生が読んで30分
ウケ度・・・一応読んだって感じです。
印象度・・・すっごくマンガ向きな話でした。面白かった。竹取物語より古いって言われているんですってね

落窪物語は、作者不詳。典型的な「灰かぶり=シンデレラ」なお話で、すごくわかりやすい。

源の中納言家のお屋敷に、皇族出身の母をもつ姫がいます。母を亡くし、後妻にはいった継母にいじめられています。「落窪の君」という名前は継母が呼ばせている名前で、床の落ちくぼんだ部屋に住まわされているからです。

姫は裁縫が上手なので、継母からいつも義理の姉妹たちの縫物を大量に押し付けられて寝る暇もありません。しかし気性のよい姫は「仕事をもらえるだけありがたい、住まわせていただけるだけありがたい」と健気に縫物をするのでした。

姫にお仕えする女童(めのわらわ)は阿漕一人でしたが、阿漕はとても気の利く子で、落窪の君が本当に好きでした。
しかし、継母は阿漕は使えるからと取り上げてしまいます。
落窪の君は、ここにいてもなにもしてあげれないからと、承知します。
しかし、阿漕は暇をみつけては落窪の君のところへいってなにくれとお世話するのでした。
もうひとり、落窪の君を慕っているのは継母の3男、三郎です。落窪の君には琴を教えてもらっていました。

阿漕には夫がいます。右近少将(うこんのしょうしょう)道頼の家来帯刀です。
阿漕の頼みで帯刀から右近少将の耳に落窪の君のことがはいります。少将は興味を示しますが、落窪の君は、床の窪んだ部屋や、まずしい身なりを恥じて、返事をしようとしません。(もちろん、服はみすぼらしくても、とても美しい人ですが)
しびれを切らした少将は、帯刀をつかって阿漕を遠ざけると姫のもとにやってきます。そして一目で恋におちてしまいました。
しかし、姫は「こんなみすぼらしい娘はだれも好きにならない」と返事をだそうとしません。阿漕は自分の服や裕福な叔母の力をかりて姫の服や調度品をととのえて、少将を迎えます。朝の支度も母屋の下働きにたのんで用意します。
当時は通い婚で、泊まった殿方に食事をだしたりしてもてなし、結婚すれば妻の実家が衣装などの面倒をみるのが普通だったのです。

阿漕は新婚三日目の餅なども叔母に無心して用意。少将も姫に夢中になり大雨の中をやってきて三日夜の餅(みかよのもち)を食べる=結婚する。をします。
その朝、継母がやってきて、姫が大切にしていた母の形見の鏡箱をとりあげ、代わりに自分の古いかけたものをよこしてきました。少将は継母のひどい仕打ちをみて、それを許してしまう姫の気性のよさをみて、ますます姫がすきになります。

ある日、帯刀は落窪の君の手紙を落としてしまいます。それを拾ったのが蔵人の少将。継母の娘三の君の夫に迎えられた人です。継母は落窪の君が帯刀と通じていると誤解します。そして家で一生お針子をさせるのだからと、夫をたきつけて、落窪の君が仕事をしないと叱らせたりするのです。
蔵人の少将が賀茂の祭りで舞人になり、縫物が山のように落窪の君のところにやってきます。継母の召使少納言は、姫をいたわって手伝ってくれます。そして弁の少将という方が姫に手紙を書きたいといっていると伝えます。姫のところへ通っていた右近の少将はそれをきいて面白くありません。少将が縫物を手伝っているところへ継母がやってきて、こっそり右近の少将をみて、びっくりします。

実は継母は自分の娘四の君に右近の少将を婿に迎えようとしていたのですが、このときは、落窪の君の夫が右近の少将だとは知りません。ただ、立派な男性らしいので、落窪の君の父親にしれたら、喜んで結婚させてしまうだろうと、自分の伯叔父で60過ぎの女好きな男と結婚させてしまおうとします。
そしてまず、夫に落窪の君の悪口を吹き込んで納屋に閉じ込めてしまいます。止めようとした阿漕は屋敷をでていけといわれすが、姫が心配ででていけません。
少将はなんとか姫を助け出す方法を考えます。
姫の夫と疑われた帯刀は少将についていきます。
阿漕は三郎を使って姫にご飯や手紙をとどけます。

継母のよこした老人をなんとか部屋にいれないようにしたり、いやがって寝るのをまったり、阿漕と姫は精いっぱいの抵抗をします。
そして賀茂の臨時祭にみながでかけているすきに少将と帯刀を呼び、部屋の壁を壊して姫をつれだします。
右近の少将は父の家をでて二条邸に住み、そこに姫をむかえます。

二人と阿漕、帯刀は幸せに暮らします。
一方継母の方は、落窪の君がいなくなって縫物の質がおちたと蔵人の少将にいわれ、少将の足は遠のいてしまいます。あとで右近の少将の妹姫と結婚してしまいます。
さらに右近の少将の意地悪で継母の四の君は、右近の少将だと思って別の男と結婚してしまい、ものわらいのたねになります。後に円満に別れて、別の方と再婚しました。
お祭りの場所取りや、お参りの宿泊所など、ことあるごとに右近の少将は継母に意地悪をします。それを知ると落窪の君は悲しむので、途中から内緒にしたくらいです。

右近の少将の乳母は帯刀の母ですが、右大臣家の姫との仲をとりもとうとします。かなり強引にすすめたので、落窪の君は心を痛めたのですが、帯刀がやめないと坊主になると脅したので、ようやく止めることができました。少将は何もしらないうちに話をすすめられるところだったのです。

少将は、阿漕にいって、こっそり中納言家の召使を引き抜いてつかったりします。
最後に、中納言家が落窪の君の母君の残した邸に引っ越そうとすると、先回りして邪魔します。このときはじめて右近の少将が落窪の君の夫であることが明かされます。そして、落窪の君はだれも恨まず、むしろいじめられる継母を気遣っていたことを聞かされ、中納言も継母のいうなりになっていたことに気が付き、あやまるのでした。

落窪の君は男の子二人を得て、少将の母や妹にも愛され幸せに暮らしました。
生涯針を手放すことはなかったですが、愛する者への幸せな針でした。

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落窪物語―マンガ日本の古典 (2) 中公文庫

落窪物語―マンガ日本の古典 (2) 中公文庫

  • 作者: 花村 えい子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 文庫



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